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長谷川 明; 鶴田 新一郎; 石黒 幸雄
JAERI-M 6081, 54 Pages, 1975/03
従来の群定数セットの持つ不備を解消するために、軽中重核の共鳴領域における実効弾性除去断面積のより正確な取り扱いを行う一次元拡散臨界摂動計算コードEXPANDA-70DRAが開発された。計算対象領域の詳細スペクトルを均質化モデルにより、重心系非等方散乱を考慮したRecurrence Formulaで純数値計算的に求め、それを重率として実効弾性除去断面積を求め直して使うという手法をとっている。今回採られた手法と従来からの手法の差をみるためにNaのSample Worth、Na-Void係数ヘの効果が調べられた。その結果、両者の間には10~15%の程度の変動が見い出されたが、この変化量はこれら積分量への他の誤差要因、たとえば重い核種の主要断面積の評価による差、摂動領域における摂動fluxの近似精度の差による効果とほぼ同程度のものであることが判った。又実効増倍率への影響は0.05%以下であり現時点ではそれ程問題とならない。
鈴木 友雄
JAERI-M 4481, 30 Pages, 1971/06
六方格子状に配列されたピン状燃料の非均質効果を詳細に検討するために、JAERI-fastセットの基になった重い核の共鳴エネルギー領域のultra high resolutionデータを用いた超詳細スペクトル計算コードSDRCが作成された。このコードは英国のSDRコードをもとに、2領域六方格子系を扱うことができるように改造したもので、分裂中性子のエネルギー領域を主として取扱う詳細スペクトル計算コードESELEM-3と共に用いることにより、全エネルギー域に亘って、セルの非均質効果を詳細に調べることができる。計算結果から格子内の全中性子束に対するピン内の中性子束の割合のエネルギー依存性が小さいことが確かめられた。この結果は少数群で非均質系の実効断面積を求める簡便法の基礎となり、30群以内の1次元拡散モデルによる臨界計算コードEXPANDA-5に応用されている。ここでは、SDRCコードの概要と使用法について説明する。